検尿は3歳児健診や学校健診で実施されますが、その意義はご存知でしょうか。
検尿の意義
- 検尿は見た目に症状が現れにくい腎臓病を早期に発見するための大切な検査です。
- 3歳児の検尿では、先天性腎尿路異常(CAKUT)の早期発見が主な目的となっています。
- 学校での検尿は慢性糸球体腎炎などの腎臓疾患の早期発見・早期介入を目的としています。
- 検尿異常が見つかった場合でも、すぐに重篤な病気というわけではなく、経過観察や追加検査によって適切に対応できます。
- 早期発見と介入によって将来的な腎機能の悪化や合併症の予防につながります。
検尿異常には主に血尿と蛋白尿があります。
血尿
- 血尿の定義:尿に血液(赤血球)が混じっている状態。見た目で分かる「肉眼的血尿」と、検査でのみ分かる「顕微鏡的血尿」があります。
- 血尿の主な原因:一時的な感染症(かぜによる発熱や膀胱炎など)、運動後や月経の影響のこともありますが、まれに腎臓や尿路の病気(糸球体腎炎、尿路結石、腎腫瘍など)が原因となる場合があります。
蛋白尿
- 蛋白尿の定義:尿中に通常より多くのタンパク質が排泄されている状態。
- 蛋白尿の主な原因:発熱や運動後、一時的に認められることが多いですが、時に腎臓の病気(慢性糸球体腎炎やネフローゼ症候群など)が原因である場合があります。
健診で検尿異常を指摘された場合、当院で必要な検査ができますので、お気軽にご相談下さい。腎臓の精密検査が必要と判断した場合は連携医療機関にご紹介します。
*尿検査は早朝尿で検査する必要があります。